鹿島神宮へ
近頃は雨続きでして本日も曇りと言うよりは雨がやんでいるというようなお天気。
遠出をするには不安な空模様なのですが準備もせず勢いだけで行って参りました。
鹿島神宮。日本最古の神宮と言われているそうな。私の住まう東京都中野区から茨城県鹿嶋市までブイーンとバイクでひとっ走りっ!「二時間あれば着くかな?」と予想をたててみたもののやはり甘かった。
日曜日のお昼ということで東京の高速道路には車がいっぱい。バイクですり抜けるテクニックを持ち合わせていない私はのんびりと東京観光気分でスカイツリーの大きさにおののいたり銀座、東京などの街を眼下に見下ろしながらテコテコクラッチレバーを握りながら進んでいくのでした。
お茶の水辺りの景色はオススメですね。外国旅行に来たような気分になれますよ。
犬も歩けば棒に当たると言いますがこの私にも少しだけ嬉しい出来事が。
初めて見ました!馬運車と言う奴ですね。ディープスカイを運んでいるようです。なかなか強い馬だったような気がしますが多分私は買った事がないですかね。馬券はまー当たらないもので。この写真がとれたのも渋滞で動かなかったからこそですね。良いように考えましょう。
そんなこんなで一時間ほどかけ東京を抜け出した後は順調そのもので千葉を少しだけかすめ茨城県へ突入です。
鹿島神宮までは高速道路が繋がっておりますので潮来(いたこ、と読みます)で降りてすぐでした。参道を歩いてみますと熱心に有料駐車場へ案内するお姉さん方やお蕎麦さんなどがチラホラと。あまり観光地然とはしていない雰囲気で。
そこからすぐの場所に大きな鳥居が見えてまいります。帽子を脱ぎ一礼してからお邪魔致します。特に拝観料などはなく家族連れの方々も公園感覚で遊びに来てるのかなぁ。などと思いつつ門をくぐりますと。
「フッ」と空気が変わった様な気がしました。久し振りに歩く土の道。周りは太く背の高い木々に囲まれ少しヒンヤリとした感覚の中を歩いてまいります。本殿にお参りし、裏手にあります要石を見学。一見ただの石にしか見えません。大きくもありませんし。なんだかな、と思いつつ説明文に目をやるとなんとこの石は地中深く埋まっておりまして、とても大きく今の今まで掘り起こせた事が無いとのこと。これにはロマンを感じずにはいられません。ぜひ想像力を持って一度対峙して頂きたいですね。
さてその他にも誰が入っても人の胸より水位があがらない不思議な池や御神木などの見るべきものは沢山あるのですが、いかんせんおっさん1人なので家族連れやカップルの間に入ってまでじっくりと見ると言う事も出来ず早々に腹ごしらえです。
ここの湧き水で作った長命そばと串団子とコーヒーを頂きました。私は何を血迷ったのかお蕎麦もコーヒーも温かいものを選んでしまいお会計の頃には汗だくとなっているのでした。体から悪いものがでたのかな?
さぁ帰ろうと思った時全く気がつかなかったのですが(ボケーっとしていますので)鹿が沢山います!神の使いが!大きいのから小さいのまで!まぁおっさん1人ということで鹿とふれあったりエサをあげたりとやりたかったことも出来ませんでしたが遠目から見ても心が癒されました。
またのんびりと何か人生に迷ったりパワー不足だったりした時にはふらっとお邪魔させて頂きます。こちらの鹿島神宮は決意や決断、新たな旅立ちを応援してくれるそうです。鹿島だちと言う言葉があるそうな。今度調べてみましょう。
さぁ元気をもらって帰ろう。こっそりとこちらで有名な金運の御守りを手に入れバイクに跨がる私でした。
人間欲があるうちはまだまだ元気だと思います。